項目
表示中の記事
おすすめの本
だいじょうぶ!「幸せの神様」が微笑んでいる (ダイジョウブシアワセノカミサマがホホエンデイル)
だいじょうぶ!「幸せの神様」が微笑んでいる (ダイジョウブシアワセノカミサマがホホエンデイル) (JUGEMレビュー »)
伊勢白山道
どちらかというと女性向。平易な文章で読みやすいのに、内容は濃いです。
おすすめの本
伊勢神宮から白山へ、その聖なる軌跡
伊勢神宮から白山へ、その聖なる軌跡 (JUGEMレビュー »)
伊勢 白山道
ハンドブックサイズの写真集。静かで清らかな写真と力強く落ち着いた語り口が導いてくれます。
おすすめの本
太陽と大自然の神々の地、伊勢
太陽と大自然の神々の地、伊勢 (JUGEMレビュー »)
伊勢白山道
伊勢神宮など伊勢地方の写真集。リーマンさんだからこそ撮影できた貴重な写真です。
おすすめの本
神々の故郷、白山
神々の故郷、白山 (JUGEMレビュー »)
伊勢 白山道
伊勢白山道さん撮影の写真集。一枚ごとに添えられた短い文章が心に沁みます。
おすすめの本
森羅万象3
森羅万象3 (JUGEMレビュー »)
伊勢白山道
ブログ記事を再編した第三巻。読み応え十分。2010.5発行。
おすすめの本
森羅万象2
森羅万象2 (JUGEMレビュー »)
伊勢 白山道
伊勢白山道さんのブログ記事をまとめた本の第二巻。2009.11発行
おすすめの本
森羅万象 1
森羅万象 1 (JUGEMレビュー »)
伊勢白山道
ほぼ毎日更新されるブログ記事をまとめた全集の第一巻。2009.6発行。
おすすめの本
与えれば、与えられる (リュウ・ブックス アステ新書)
与えれば、与えられる (リュウ・ブックス アステ新書) (JUGEMレビュー »)
リーマンさん
ブログ記事を「○○の法則」でわかりやすくまとめた廉価本。
おすすめの本
あなたにも「幸せの神様」がついている
あなたにも「幸せの神様」がついている (JUGEMレビュー »)
伊勢白山道
しあわせになる秘訣がやさしく書かれた本。初心者向け。
おすすめの本
内在神と共に
内在神と共に (JUGEMレビュー »)
伊勢白山道
人生を強く生きる為に!
おすすめの本
内在神への道
内在神への道 (JUGEMレビュー »)
伊勢白山道
ぜひ読んでみて下さい。
人生が変わります。
(アフィリエイトではありません)
ARCHIVES
LINKS
OTHERS

このブログは、『伊勢ー白山 道』さんのブログに登場する伊勢神宮と白山と伊吹山の旅行写真を掲載したものです。
2008年〜2010年の記事ですが、伊勢と白山を往復する旅を企画される方のご参考になればと思います。
◆伊雑宮御田植祭 <その1>
<その1>
*伊雑宮(いざわのみや)御田植祭  三重県志摩市磯部町

伊雑宮の御田植式は、人々に「磯部の御神田(いそべのおみた)」と呼ばれており、国の重要無形民俗文化財です。お宮に隣接する御料田で毎年6月24日に行われ、千葉県の香取神宮、大阪府の住吉大社とともに、日本三大田植祭の一つに数えられています。



ご料田での御田植祭。正面の森が伊雑宮。




田植えをする早乙女(さおとめ)
奉仕するのは磯部町の人々で、7地区が毎年交代して行っています。早乙女は12歳〜16歳の少女です。お祭の日、地区の学校は休校になるそうです。



御田植式は伊雑宮の6月月次祭(つきなみさい)当日に行われます。いつもとは違う御正殿の装い。




御田植祭の準備が整ったご料田。右正面の森が伊雑宮。
大団扇(おおうちわ)を先端につけた高さ11mの青竹は、当日の早朝に切り出され午前6時に立てられました。




御田植祭のシンボル大団扇(おおうちわ=ゴンバウチワという)
「太一」(たいいつ)は天照太御神(アマテラスオホミカミ)を指します。この大団扇が田んぼの中に倒され、裸男たちによって担ぎまわされます。




鳥居をくぐったすぐ右にある宿衛屋(しゅくえいや)あたり。御田植式の神事は進められていますが、午前8時前なので観光客はまだ少ないようです。




今年受け持ちになった地区の方の役割。




御田植祭の行われる場所の全景。よく整備されています。




祝いのノボリと、伊雑宮の森。




式次第。午前5時より午後5時まで。丸一日かけての神事です。



*以下より御田植式の進行にそってご紹介します



「七度半」の使いにたつ「杁指(えぶりさし)」「田道人(たちど)」役の二人。いずれも20代の青年がするようです。伊雑宮と御料田を往復します。稲苗を鳥居に添えたあとお宮の白石を田に持って行きます。




お役になる人たちが鳥居内に整列して修祓(しゅはつ)を受けます。7歳〜20歳代の若い人たちが主役ですが舞台裏ではたくさんの大人の人たちが支え、お祭は成り立っているようです。




奉仕員一同で御正殿を参拝します。




神官と作長により、御祓いされた早苗が田に運ばれてきました。




神官により御料田が清められます。


つづきは <その2> でご覧ください。次のページへ
| 伊雑宮の御田植祭 | 19:50 | - | - | pookmark |
◆伊雑宮御田植祭 <その2>
<その2>
*竹取りの神事

御田植式は、午前11時半ころ、裸男たちが御料田の中で泥んこになって暴れまわり、最後に大団扇(おおうちわ)を奪い合う勇壮な神事に移ります。




御料田に下帯姿の裸男たちが10数人ずつの二手に別れ、田んぼをはさんだ畦に陣取り向かい合います。




互いに泥を塗ったりしながらなんとなく始まりました。




次第に相手の陣へ泥のかけ合いとなっていきます。




お神酒も入っているためか裸男たちはエスカレート。世話役らしい消防服姿の男性を泥の中に倒したりして、会場の大きな笑いを誘っています。




真っ白だった衣装も泥んこに。
この裸男には近郊の漁村の青年たちがなるそうです。




途中でお神酒も振舞われますが、ご覧のとおり、ひしゃくで口に流し込むというワザです。




いよいよ11メートルもある大団扇(おおうちわ)の竹をくくっていた縄が切られました。




大団扇が田んぼに倒されます。




泥んこの裸男たちは奪い合い御料田の中をぐるぐると走り回ります。




戦いが終わり長い竹を持って退場です。
この竹は持ち帰り、船霊(ふなだま)に祭り、大漁満足、海上安全のお守りにされるようです。一般にも授与されています。

裸男たちが泥んこになって戦った「竹取りの神事」が終わると、田んぼはきれいに代掻きがなされ、静かな「御田植の神事」が始まります。


*御田植の神事




早苗取り。
早乙女(さおとめ)、田道人(たちど)が苗代を三周半したあと早苗を取ります。10歳代の少女と20歳代の青年がお役をしています。




あぜ道をゆく早乙女たちの足元。白足袋です。




早乙女の紅白の衣装があでやかです。




田植えは、ゆったりとした御田植歌と笛と鼓、太鼓の調子にあわせ、一動作ごとに心を込めて進められます。




神事の始まる前、苗代に用意された早苗。
品種はその誕生の不思議から、「神がまいた奇跡の米」と言われるイセヒカリ。伊勢神宮では平成8年より御神田に作付する品種をイセヒカリにしているそうです。それまではコシヒカリでした。
「驚異の稲」誕生様より引用…
伊勢神宮「神田」で「驚異の稲」誕生
・平成元年秋、天照大神を祀る神宮の神田で「驚異の稲」が「突然変異」で誕生した。
・味を重視する稲作に対応できるばかりではなく、近い将来、予想される食糧危機にも対応できる。岩瀬氏は「いかようにも作れるスケールの大きい米」と表現する。
・日本の稲作の危機の時代に、稲作信仰の中心である神宮で生まれたイセヒカリ―。伊勢の大神は日本民族に何を語りかけようとしているのか。




「御田植の神事」に先立ち、古式にのっとって鳥居まで運ばれた早苗、イセヒカリ。御正殿では巫女舞が奉納されていました。
イセヒカリとは? 様より引用…
この年、伊勢地方は2度の台風に見舞われ、御神田で作られていた「コシヒカリ」は軒並み倒されてしまいました。「コシヒカリ」は倒れやすい品種なので、これだけの台風に晒されれば当然の結果ではありました。しかし、そんな台風にもかかわらず水田に真っ直ぐ立っている稲株が2株だけあったのです。その稲は太く短く、とても力強いもの、どうも「コシヒカリ」とは違うようでした。詳しく調べてみた結果、なんと新品種だったのです。まさに「神が与えたもうた新品種」であると考えられました

イセヒカリは間違いなく新品種です様より引用…
昭和の御代替わりに生まれたこの瑞垣を父親として、今度は平成の御代替わりにイセヒカリが生まれたのだとしたら、そこに示された大神のくすしき神業にはまったく絶句せざるをえないのだが……。


つづきは <その3> でご覧ください。次のページへ
| 伊雑宮の御田植祭 | 17:12 | - | - | pookmark |
◆伊雑宮御田植祭 <その3>
<その3>
*御田植祭の関連情報




大団扇(おおうちわ)の「太一」
大団扇が立てられている右方向に伊雑宮の森があり、絵の船はお宮に向って進んでいるように描かれています。
ウィキペディアより引用…
・太一(たいいつ)とは古代中国における宇宙の根元を表す哲学的概念、または天の中心に位置する星官(星座)、またはその神格。大一・泰一・太乙とも書く。太は至高を、一は唯一・根元を表す語であり、『荘子』天下篇に戦国時代の諸子百家のうち道家が重んじたものとして登場する。
・太一は天の中心に位置する北極神と解され、天皇大帝や昊天上帝といった至高神と同定されることもあった。
・太一は以下の物を指す。何れも同一視されることが多い。
1. 太極(たいち)2. 北極星 3. 大日如来 4. 天照大神





大団扇(おおうちわ)のてっぺんの絵柄。
太陽、月、鶴、亀、松竹梅、三宝の上は(ワカリマセン)




竹取り神事に使われた竹は一般の人も入手できます。ウチワの紙と竹がセットになって1千円。地元では海上安全などを祈願されています。




地区の公民館の前で準備する奉仕の方々。




カメラの放列。
参加者の3分の一はカメラマン(プロ含む)ではないかと思われるほどでした。みなさん一眼レフの立派なカメラを提げておられるのですぐわかります。アマカメラマンは60〜70歳代のおじいちゃん、おばあちゃんが多かったです。ベストアングル求めて固まりになっていました。さすが日本三大田植祭です。




午前10時半ころのお宮の中。奉仕される方が整列しているのを取り囲む観光客。




観覧席があります。これがなんと無料です。
一人一枚の整理券をもらうために並びます。「一人いちまいです」という場内放送を「一人いちまんえんです(一万円)」と聞き間違えた方もおられましたが、一万円がまともな話に聞こえるくらい「良いお席」です。雨、日差しから守られます。長丁場の神事を座らせてもらって見学でき、ありがたいです。
御料田の回りは芝生敷きになっており、椅子に座らなくてもどこにでも腰は降ろせます。




駐車場もあります。無料です。
祭会場の近くにはありません。徒歩15分ほどにある「ふれあい公園」駐車場が観光客用になっています。早めに現地に到着すれば、写真の駐車場(集落内にあり会場まで徒歩6分)に誘導してくれるようです。




集落内の案内看板。駐車場からはこんな道を歩いていきます。




お宮の前の道には露店も並びます。右上に少し見えている森が伊雑宮。


*伊勢で見られるしめ縄



集落のお家の玄関にしめ縄が飾ってありました。
伊勢地方では一年中しめ縄を飾るそうです。
この「笑門」と書かれたしめ縄は、「その昔、この地を訪れたスサノオノミコトに、貧しいながらも慈悲深い蘇民将来が一夜の宿を貸した。ミコトは旅立つ時、今後は門符を門口にかけておけば、子孫代々疫病から免れると言い残した」という伝説によるものとのことです。
伊勢ー白山 道様ブログより引用…
・この場景を色々と調べてみると、ユダヤ教の行事である過越(すぎこし)の祭(Passover)である事が分かりました。過越の祭とは、ユダヤ教の重要な宗教行事です。
・現在の伊勢の注連縄にあるオレンジ果実の色は、本来は子羊の血液の色を現すものだと思います。大昔の注連縄は、編んだ2本の縄(DNA遺伝子の螺旋)に麻の繊維を赤く染めたものをぶら下げるのが本当の形だと感じます。伝承される風習には、深いものが有りますね。


*サメが遡上する伝説のある伊雑の浦



的矢(まとや)大橋と伊雑の浦
海女の伝承、民話様より引用…
7本鮫の磯部さん参り
旧6月24日に太平洋の大海原から的矢湾を通って、7匹の鮫が列をなして伊雑宮の大御田橋のところまで上ってくるという言い伝えがあります。
鮫は賢い魚で、通るとき「今日はお日柄もようて、磯部さんも大にぎわいでな」と言って挨拶をして行くという。ところがある年、一人の漁師が伊雑宮にお参りした帰りの鮫を見つけ、モリで殺してしまった。残りの鮫は怒ってこの漁師に仇をうってかみ殺した。
それからは6匹の鮫が毎年お参りに来るという。7本鮫の話は志摩のいくつかの漁村に残されており、鮫は竜宮の使いであるとか、伊雑宮の使いであるとか言われます。




伊雑の浦




的矢大橋上から的矢湾方向を見る


安乗崎灯台から見る海

安乗崎灯台上から見る太平洋の岩礁。
伝説ではここに竜宮城の入口があるとか。
こちらのサイトより引用…
的矢湾の入り口の安乗の灯台付近に大倉島という小島があり、近くの海底に三十六基の石の鳥居が立ち並んでいて、竜宮に通じているとの伝承がある。また伊雑宮に通じているとも信じられている。竜宮と見なされているということ。


竜宮城…?

おわり
| 伊雑宮の御田植祭 | 15:11 | - | - | pookmark |